ブラック企業の最たる例は 円満退社ができない事
ずいぶん長い事 飲食店で働いてます。大きく考えるとおかげさまでたくさん良い事もありましたし、トータル良かったなぁと思ってたりこれからも飲食店の端くれを担わせてもらいたいと思ってます。
ただ、数で考えると嫌な事、、残念で無念な事の方が業界では多いように思います。
未だに聞こえてくる残念なお話。今日は それを噛み砕いてみたいと思います。
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飲食店のブラック企業正当化
ブラック企業の代表とされる飲食店。さて、、ブラック企業とはそもそもなんなんでしょう？
- 休みがない
- 労働時間
- 給料が安い
- 各種ハラスメント
代表的な理由はこんなもんでしょう。
各種ハラスメントに異論はありませんが、他のは違うと思います。
僕は遊んでばかりいるようで実は休みはありません。起きてるときがほぼ労働時間です。今もですよ！
給料は鬼のように安いです。ていうかないです。（笑）
いやいや、それはお前は個人を仕事にしてるからやん、、。
その通り。何をもって仕事なのか？その考え方も千差万別。
でも、例え完全な雇われであったとしても労働時間や給与はブラック企業の理由にはなりえません。
労働時間がどれだけ長かろうと面白ければ働きます。働きたくて仕方ないはずです。給料が安いなんてことも仕事がおもしろければ次にどうやれば収益に繋がるか考えることができそうです。
それを法律は単純に労働時間だけで解決しようとするから矛盾や お互いの認識のズレが一向に埋まらないのです。
(こーゆーの見て よく言われるのが それぐらい当たり前！って意見w 当たり前にできる人もいれば 3時間でもやってられない環境だってある。)
そうやって考えていった結果面白くなかったり頑張っても利益につながらなさそうだったりして、、またハラスメントなど感じればなおさら「辞めたい」とか「辞めよう」と思うわけです。
人生において、仕事として、割りに合わない、やりがいを見出せないということです。お金さえ貰えれば面白くなくてもやれる人はいるでしょう。そんな人は割りにあってるってことです。
さてブラック企業の一番の正体は そうした時に「円満に辞められないこと」です。
会社のやり方なんてそれぞれです。嫌なら辞めろ！文句あるなら変えてみせろ！です。
いいじゃないですか。寝る間も惜しんで仕事しろ！って社訓でも給料が安くても(^^)
それを伝えていれば僕は構わないと思ってます。 嫌なら辞めたらいい、それで会社がまわらなければ潰れるだけです。
ブラック企業で一番厄介なのは「辞められない」ところです。
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「辞める」という選択肢
(退職代行サービスなんてのもある。異常だよ、、)
これはそもそも口に出した時点でかなり考えて出してる結論です。それを口に出された時点で
「あなたの会社は私にとって魅力がない」
という事に他なりません。(人生における転機などの前向きな理由は除く)
ええカッコがしたいので 労働者ですら 綺麗な言葉を探しますが まあほぼほぼ↑こーゆー事です。
その理由が瞬時に改善できないのであればもはや引き止めることなどできはしないしありえないと思います。
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無責任という責任の押し付け
「無責任だ！」「やる気がない！」などワケのわからない暴言をブラック企業では吐かれると思います。
無責任だなんてとんでもない、責任があるからこそやる気がないからこそそれを認識して辞めるといっているんです。
それを無責任だ！と最もらしい理由を押し付けている経営者や幹部こそが真の無責任者です。
辛いですよ？大変ですよ？育てても育ててもあれが気に入らないこれが気に入らないやり方が気にくわない、、って辞められるんですから。
だけどそれが経営者の責任です。
人を雇うということです。お金を使って時間を使ってもらって人の人生を背負うってことです。 「面白くない仕事」をやってもらうならそれぐらいの覚悟はしてくださいよ。
それを越えた信頼関係などを構築したいなら 仕組み作り、、面白い仕事作りからですよ。 それを伝えて一緒にやって、、それでも伝わらなくて離れられて、、そんな苦難を背負うのが経営者です。
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最近こんな事を聞きました。
アルバイトから数年社員になり一年、店長職を任され、頑張っていたけれど色々と思うことがあり退職願をだしたと。
スムーズには受け取ってもらえずやっと受け取ってもらえ退職最後の一月もしっかり働き引き継ぎもしっかり終えたそうです。
そしていざ最後の給料を貰うとなんと半額以下だったそうな。時給換算にしても足りてないレベルの、、その方は労基に相談し、色々と話を進めているとのことです。
そして最初は労基ではなく給料の内容について理由を聞いたそうです。すると帰ってきた言葉は「それがお前の実力や」と。
僕の知る限りではありますがそのお店は本格的な料理屋さんなどではありません修行がどうとかそんなタイプの店ではないです。(僕はそんな店も苦手ですが)
なんでそんな事になるのか？
飲食店とは何なのか？
働き手がいないいないとされる飲食業においてまだそんなやり方、仕打ちをしてるのか？
そんなお店で働きたくないのはもちろんだし、食べに行きたくもならないです。
(超大手は もはや 飲食店というジャンルを越えてます。この画像を見るとアホですが、まあ なんというか それだけの魅力もあると思いますよ)
これは僕の考え方なのでほとんどの飲食店経営者からは賛同されないと思いますが僕は飲食店でお金儲けはめちゃくちゃ相性が悪いと思ってます。 オーナー、お客さん、スタッフ、業者さん、、成長過程においてどこか大きく抜け落ちるんです。かなりの痛みを伴うんです。
僕はそれはオーナーが背負うべきだと思ってます。そうして痛みを乗り越えて超大手ができあがるんです。
そしてその維持には現場スタッフにもかなりの無理がかかります。
それでも成し遂げたい！って思ってもらえる環境や空間が作れているかどうか？
個々の店舗の数字をあげたい、繁盛店にしたい、、ぐらいならまだ全方良しでいられるかもしれません。でも僕は飲食店でガチのお金儲けをできるレベルでの全方位の幸せを見出す答えが今はわかりません。
ちっとも儲からないお店を今も作ってますが僕は毎日楽しくやってます。
そしてその維持の為 独り奮闘してます。
むしろお客さんが助けてくれてます。
利益を出たら周りに還元したい！なんて綺麗な目標も僕のエゴです。そのエゴにスタッフを犠牲にしてはいけないなと思いスタッフは雇ってません。スタッフの生活を犠牲にした利益で周りを勝たせることなどできません。
楽しい飲食店の話が聞きたいなぁ。
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(色々アドバイスしてるけど 客入りがあるので このままでもええんちゃう、、とか思ってます（笑） しっかりしたお店にすることが果たして ええ事なのかどうか、、そこを見極めたいですね)
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